東京家庭菜園日記

杉並区のアパートの住人です。大家さんから庭を借りて野菜を作ってます。

シェア畑の感想

先日、下高井戸にできるシェア畑の見学に行ってきた。一番小さい区画で1mの畝が二本立てられる。月々8千円弱から。夏野菜ならナス1本、きゅうり1本、トマト1本、枝豆少々か小玉スイカ1本を空中栽培できるスペースかな。冬なら大根4本といったところか。病気や害虫がついてしまったらおしまいだけど、スタッフが常駐しているそうで防除してくれるらしい。これで年間約10万をどう見るかはその人の価値観次第。元はみかん畑だった場所で地主さんは農業やめて土地活用を考えていたのだろう。都心の土地活用なら駐車場が思いつくが、僕のアパート周辺の駐車場はガラガラでそもそも車を所有している人のほうが少ないぐらいだ。一方自転車は極めて多い。杉並は自転車文化だ。

マンションを建てるにも色々と制約があるようで、ここはそのまま農地として活用するようだ。もらったパンフレットによると全部で約100区画。みかん畑だったこともあり日当たりは良好だ。僕が見学した時間は2組のファミリーが説明を受けていた。他のシェア畑は稼働率100%、待ちが出ている場所もあるようで人気のほどが伺える。スタッフ常駐で管理も行き届いて安心だし、稼働率が上がれば地主にとっては駐車場にするよりもずっと良いのではないだろうか。肥料、苗、鍬、水道、マルチ、防虫ネットなど必要な道具のレンタル料込み。提供される苗の種類がパンフレットに載っていたが、よく考えられた人気品種だった。明らかに都会の富裕層向けだが、地主、アグリ何某、ユーザーがWINWINの時流に合った大変良く出来たビジネスモデルだ。これは都心であればあるほど良い。郊外在住者は庭を耕せば良いからね。

 ということで、僕がこの畑を借りるのは高すぎるし、杉並区は阿佐ヶ谷、高円寺など八百屋激戦区。新鮮な野菜が安く手に入る(生まれ育った横浜より安い)ので借りたいとは思わないが、時々様子は見に行きたいと思っている。